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2008-03-09 Sun

_ chalow

気づいたら1.0がでてたのでいれかえ。
ついでにちょっとばかり書きかたを変えた。
今までは、変換前のソースでの改行は無視するようにしてたのだが、それをやめた。
ディスプレイで読みやすい書き方というものにもう少し気をつけたほうがいいな。

_ 自分用鏡音リンまとめ

もうあちこちにこの手の調教tipsは出てるけど、自分用にまとめておく。
「リンはじゃじゃ馬」とよく言われるけど、「じゃじゃ馬」というのは裏をかえせば「表情豊か」ということでもある。
できるだけそれを活かすような仕方でやっていきます。
なにか気づいたら追記していきます。

最初に現時点での成果を。

【ニコニコ動画】【鏡音リン】「白い季節」を歌わせてみた【加奈】

リンの困ったちゃんなポイント。

- 前の歌詞にひきずられて母音が変化する
- サ行音をはっきり発音しない(いわゆる「とかちつくちて」)
- 音量(アクセント)が一定しない
- 音を短く切りがち(別トラックにわけるときとかレガートさせるときに困る)

他にもあるけどまあこんなとこ。なおすのはこの四つ。とくに上のふたつは必ずなおす。
これ以上は無理して修正せず、リンの個性だと考える。
ようするに歌詞がちゃんと聞きとれることが大切。

当然ながら、アカペラとオケにあわせたときとでは聞こえかたがかなり違う。
いじったら出力してミックスして確認、をくりかえすこと。メンドウ。

基本テクニック
- 音符分割
母音をあとに重ねる、基本中の基本テクニック。
おかしな発音、声の表情、声量のばらつきなど、いろんな問題がこれだけでなんとかなることが多い。
うまく歌わない部分があればまず試してみる。

- 手動コンプ
DYNをいじって、音量のばらつきをなくす。
やりすぎるとリンの個性がなくなるので、ほどほどに。うるさすぎる音を抑える程度でかまわない。

「とかち」まとめ
- 「し」→「しい」と音符を分割する
- VELをいろいろ変えてみる
- CLEを極端に大きくする
- 発音記号をいじる。
- 別トラックにわける
- 別トラックでミクの声を小さくかぶせる

下にいくほどなにかに負けた感が大きくなる。まあちゃんと歌えたらそれにこしたことないけど。
あと、VELをいじるときは前後の音とのつながりに注意すること。
一音だけ極端にVELを高く(低く)すると、フレーズによっては演歌のコブシのようなポルタメントになってしまう。
もちろんそういう効果を狙うならそれもアリだが。

デフォルト歌唱スタイル
ベンドの深さは8%、長さは0%。ディケイは30%、アクセントは20%。
これを基本にして、曲に応じて変えていく。

シンガーエディター
ジェンダーファクターを少し(12〜16)さげてロリっぽさを強調。
ただしイコライザで高音を削っておくこと。

エフェクトまとめ
出力してからの話。かける順番にメモ。

- 1 ハイパスフィルタ
声が細くならないギリギリのところまで削る。だいたい200〜300Hzくらい。

- 2 イコライザ
500Hz付近と18KHz付近を少しカット。あとは曲にあわせながら1KHz〜8KHz付近を少し上げる。
なくても別にかまわない気はする。積極的に使えるようになりたい…

- 3 コンプレッサ
BLOCKFISHとかClassicとかいろいろあるので、好きなものを。
基本的にヴォーカル用のプリセットそのまま使う感じ。

- 4 サチュレータ
dominionを使う。なくてもいい。

ここまではAudacityを使って直接かける。

- 5 ディレイ
曲調にもよるけど500ms以上のディレイはたいていうるさい。フィードバックは1回返ってくれば十分。
必ずしもかけなくていい。

- 6 リバーブ
オケとなじませるために。積極的な音づくりに使うこともできる。
プレート系をかけると、たまに発音が自然に聞こえることもある。

ディレイとリバーブは、DAWでミックスするときsendでかける。
バランスに十分気をつけること。ディレイはごくさりげなく、リバーブはまわりに溶けこませるように。
むずかしい。

雑多なまとめ
- CLEやVELは前の音から波形をつなげることも意識。階段型、急勾配型、いろいろためしてみる。
- フレーズおわりのロングトーンは本来の音より長めに出して、DYNで自然に消えていくように。
- リンの得意なキーにあわせる。C4付近がいい?
- ポルタメントは音符の間隔によっても変わる。